高橋由伸が監督になった。
もの凄く感慨深いものがありますね。
だって同い年ですから(笑)

一時代を築き上げてきた、1975年生まれの野球選手達がどんどん引退をし、マネジメントをする側に入ってきている。
本人自体「まだやれる」と思ってやっていたと思う。
ただ、彼の引き際、そして巨人軍監督という重責を背負う覚悟をした度量の深さは本当にカッチョいいと思った。(ファンとしてはもう少しやって欲しかったけどね)

私も今年40歳となり、考える事も本当に変わった。
もちろんまだ若い。
若いんだけど、30代の時の若さとは違って、大人の若さ(笑)っていうのかね、
あ、そうだ。
「大人の仲間入り」したんだけど、その中ではまだ若いってことかな(笑)

話が逸れました。
自分も会社を作って、ある程度人数が増えた時に、出来る限り第一線からは離れ、マネジメントする側、いや、会社の仕組み作りに自ら回った時の事をよく覚えている。

その時は、葛藤との戦いだった。
本当はプレイヤーでまだやりたい。
そっちの方が売上あがんじゃね?
いや、でもそのままだと絶対に会社は大きくならない。
っていうか、もっとみんなと和気藹々とやりたい(笑)

っていう、若干子供的な葛藤(笑)

そして、自身がマネジメント側になったな、と感じた時から、社長と社員という見えない壁ができて、凄く孤独感にさい悩まされ、本当にどう動いていいかまったくわからず、本当に辛い時期があった事を覚えています。
そんな葛藤がなくなってきたのは本当に最近。
自身がやってきた仕組み作りが、ある程度浸透し「会社になったな」と感じた時。
その時に初めてやってきた事が間違ってなかったな、と思え、スーっと気が楽になったこともとても覚えています。

まぁ、私が経験した事と、大変な重責である巨人軍の監督を比べたら大変失礼であるとは思うが、
そんなに年が変わらない昨日まで同僚だった選手達とやっていくこと、そしてそんな同僚を時にはバサッと切れる非情さも求められるという、大変な重責を背負った由伸が、これからどんなチームを作り、そして選手を育てていくか。

本当に、本当に、楽しみなのです。

そして「若い世代に巨人を託す」と言って退任された原監督も素晴らしい引き際だった。
私も、この会社が順調に育った時、そんなセリフを言って辞める時が来るのだろうか。
そんな時が来ることも本当に楽しみでもある。

何年も行っていない東京ドーム。
来年の開幕戦は絶対に足を運ぼうと思います。